高齢者や障がい者にも美容と癒しを！介護予防にも有効な「介護美容」とは？
最終更新日：2017年9月30日
ヘルパーさんの新たなスキルとして人気を集めている「介護美容」。美容が介護予防に最も有効であるという考え方から、高齢者や障がい者に美容と癒しを提供できる人材を目指します。介護と美容の両面の知識と技術を身につけたい方におすすめです。
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介護美容の修得で、利用者の笑顔を引き出すプロに！
スキンシップのうれしい効果って？
美容を取り入れることで、利用者の表情が明るくなったり、気分転換を図ることができます。また、会話や笑顔が広がるので、利用者だけではなく、施術する方もリラックス効果があります。そのため、利用者のQOL向上・満足度へも貢献できます。
カリキュラム
●アロマテラピー（10h）
医学的見地からも重要性が注目されているアロマテラピー。精油をオイルにブレンドすることで介護美容に活用します。検定にも合格する知識を修得します。
●着衣リンパケア・ハンドケア（10h）
衣服を着たまま、いすに座った体勢の方に、手軽にリンパケアを行う技術を修得します。また、スキンシップの導入となるハンドリンパケアの修得も含まれています。
●足爪ケア・フットケア（10h）
老いは足から。足爪を整えたり、痛み・むくみを抑えることで外出が増え、引きこもりを改善します。また、歩くことが楽しく外出が増えると足の機能改善となり、転倒防止にもつながります。
こんな方におすすめ
・介護と美容の両面の知識と技術を身につけたい方
・スキンケアを学びたい方
・家族介護・外出が難しい方
講座修了後のキャリア
・ヘルパー資格を活かしてスキンケアサービスを提供
・総合的なスキンケアを活かして介護福祉型のサロンを開業 など
【対象】外出が困難な高齢者、障害者、難病患者
【訪問先】デイサービスや病院、個人宅など
現在、高齢者や障害者、難病患者が保険外の料金を支払ってスキンケアサービスを受けるという土壌はまだまだ一般的ではありません。介護施設や個人経営のエステサロン、介護保険外サービス提供事業者とのネットワークを構築し、環境整備を進めています。
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セラピスト
セラピストとは、セラピー（治療）を行う「療法士」のことです。一口にセラピストといっても、様々な種類が存在します。
医療現場で働く作業療法士（OT）、理学療法士（PT）、言語聴覚士（ST）、視能訓練士（ORT）といったリハビリテーションを行う医療資格者なども、セラピストとよばれます。どのセラピストになるかによって、学ぶ知識や取得すべき資格も変わってきます。
主なセラピスト
◆アロマテラピーやリフレクソロジーなど施術を行うボディ系セラピスト
◆音楽療法や心理療法、精神療法を行う心理系セラピスト
◆オーラソーマやストーンセラピー、気功・霊気などのエネルギー療法を行うエネルギー系セラピスト
◆運動療法を行うスポーツセラピスト
◆食事療法を行うフードセラピスト
介護の分野で興味のある分野のセラピーを行う「介護セラピスト」への道もあります。ご興味のある方は、資料を請求してご確認ください。
リフレクソロジー
リフレクソロジーとは、指で足裏にある数多くの反射区を刺激することで血液やリンパの流れをスムーズにし、老廃物の排泄を促し、自然治癒力を高める代替医療として注目を集めている足裏健康法です。
タッチングの効果
介護の中で、お年寄りの体に触れる「タッチング」の効用が注目されているのをご存じですか。
◆心を開いてくれる
◆自律神経機能が安定する
◆精神面にリラックス効果がある
◆コミュニケーション手段としても活用できる など
様々な効果が期待できます。日ごろの介護に役立ててみてはいかがでしょうか。詳細は、資料を請求してご確認ください。
フットケア
フットケアとは、美容・医療・福祉・靴関連など幅広い分野から注目されている専門技術です。特に皮膚科や糖尿病内科の医師が、フットケアの重要性に注目し始めています。医療・介護施設での研修もあるので安心です。
フットケアの効果
◆ヒーリング効果
◆転倒予防
◆糖尿病のケア など
高齢者の転倒原因
高齢になると、皮膚と共に爪も乾燥します。乾燥した爪は硬く、厚く、切りにくく、割れやすくなります。こうした爪の変化は、指が地面に着かなくなることから歩行困難を引き起こし、転倒の危険が高まります。
糖尿病には必須
糖尿病を原因とする足病変を治療し、予防する医療的な「フットケア」。手に比べて目にふれる機会が少ない「足」に注目することで、要介護者の「足切断リスク」を軽減することができます。
講座内容
足や爪のケアに関する知識と技術を、最新の機材を用いて実践的に学習します。このスキルを習得することで、あなたの介護にフットケアの知識と技術を活かすことができるようになります。
アロマテラピー
アロマテラピーとは、様々な植物の花や葉、果皮や樹木などから抽出された精油（エッセンシャルオイル）を用いて行う自然療法の一種です。
アロマは、介護する側、される側の双方が香りによって気分転換を図ることができ、お互いに良い効果をもたらします。
認知症などを抱える方の中には時間の感覚が分からない方もいらっしゃいます。朝と夜で使う精油を変えると、時間の認知に役立つ場合があります。
ほんの一例ですが、朝はすっきり覚醒する精油、昼前は食欲を促す精油、夜は鎮静やリラックス作用がある精油など、香りを味方に付けて介護を行うのもおもしろいですよね。高齢者によくある疾患などへの理解から、安全に活用する方法まで学べる学校も。