障がい者を介助できる!重度訪問介護資格(重度訪問介護従業者養成研修)とは
最終更新日:2017年9月30日
障がい者介護の仕事を始めるにあたって一番必要とされる資格、それが重度訪問介護の資格です。障がい程度は”軽度”から”最重度”の方までサービスを提供する事が可能。
まだ認知度はあまり高くありませんが、より重度な障がい者に特化した応用技術に注力しているため、障がい者福祉サービスに携わる方への需要は年々高まっています。
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障がい者介護の知識・スキルを身につけられる!重度訪問介護資格
重度訪問介護資格(重度訪問介護従業者養成研修)の魅力
実は、介護職員初任者(旧ヘルパー2級)と比べると容易に取得できます。
初任者研修は最短でも15日かかりますが、重度訪問介護従業者養成研修は3日間です。しかも、前者は最終日にテストがありますが、後者はテストがありません。
つまり、重度訪問介護従業者養成研修はたったの3日で全カリキュラムを修了するだけで簡単に取得できます。これからすぐに介護の仕事を始めたい方にぴったりの資格です。
介護職員初任者研修との違い
●難易度:
初任者研修より容易に取得可能な介護の資格です。
●費用:
初任者研修や実務者研修に比べ安価です。さらに、全額キャッシュバック制度で実質0円で取得できる学校もあります。
●受講時間:
都道府県により異なりますが、約3日間程度。初任者研修の最短15日に比べて短時間で取得可能です。
●領域:
・介護職員初任者研修=介護保険法に基づく高齢者福祉サービスに従事される方の資格
・重度訪問介護従業者=障がい者総合支援法に基づく障がい者福祉サービスに従事される方の資格
※講座の日程や開講場所などの詳細は、資料を請求してご確認ください。
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重度訪問介護従業者の仕事内容
●居宅での入浴・排せつ・食事等の介護・調理・洗濯・掃除等の家事
●生活等に関する相談及び助言
●外出時における移動中の介護
幅広い生活シーンで必要とされているため、利用者の生活のより深い部分まで関わることができます。
利用対象者
重度訪問介護の対象者は、障害支援区分が区分4以上であって、2肢以上に麻痺等がある方、もしくは障がい者支援区分の認定調査項目のうち「歩行」「移乗」「排尿」「排便」のいずれも「できる」以外と認定されている方です。難病患者や脳性まひ、事故による脊髄損傷などの方が利用されています。
重度訪問介護資格の学習内容
重度の肢体不自由者で介護を常時必要とする方に対する、知識や技術を学びます。
・居宅における介助
・外出中の介護(ガイドヘルプ)
・緊急時の対応など
身体介護における基礎知識や基本技術、移動介護などを中心に、利用者の立場に立った演習、実習を行います。 特に指定重度訪問介護における実習は、当事者の方とのコミュニケーションを通して、より実践的に学ぶ事ができます。
実際に障がいをお持ちの方をお招きした実習では、利用者側からの実体験に基づく意見や役立つ話を聞くことができます。
重度訪問介護資格の取得方法
資格を取得するための試験はありません。全カリキュラムを修了すると、重度訪問介護従事者養成研修基礎課程・追加課程の修了証書が発行されます。
重度訪問介護資格に関するQ&A
【Q1】どのような方が受講していますか?
障がい者の介護の知識・技術を学びたい方が受講されます。また短期間で資格取得が可能なのですぐに働きたい方も多く受講されます。
【Q2】資格取得後はどこで働けますか?
日本全国で働けます。障がい者福祉サービスの重度訪問介護の利用者にサービスを提供できます。
【Q3】有効期限はありますか?
有効期限はありません。
【Q4】試験はありますか?
試験はありません。所定のカリキュラムを履修すれば修了することができます。合格基準ラインに到達できるような指導内容となっています。