資格合格コラム｜模試は、受験者全体の中で自分の位置を確認するために受けるもの。

最終更新日：2016年9月12日

直前期には模試を受けると思いますが、その際はできるだけ参加者の多い模試を選ぶようにしましょう。

全国公開模試などは参加者も多いです。昨年までの実績を確認し、参加者の多い模試を探してください。模試は問題が解けるかどうかに加えて、全体の中の自分の位置を確認するために受けるものです。

ほとんどの試験は相対評価ではなく絶対評価なので、基準点を超えれば合格です。ではなぜ、他人と比較して自分の位置を確認することが必要なのでしょうか。これは、順位にこだわるという意味ではありません。

基本問題が確実に得点出来ているかを確認するためです。模試を受けると、問題ごとに全体の正解率が出てきます（これが出ない模試は、あまり受ける意味がありません）。

7割以上の人が正解している問題は、絶対に落としてはいけません。それは基本の問題だからです。2〜3割の正解率の問題であれば、落としても気にする必要はありません。難問は誰でもできません。試験問題に含まれる難問を全て落としたとしても、基本が完璧であれば合格します。

あまり良くないのは、基本問題、難問の区別なくまんべんなく出来ているけれども、合格点には届いていないというタイプです。基本がしっかりできていません。過去問の答えを覚えているので、なんとなく得点出来ているだけの可能性があります。まずは、7割以上の人が正解している問題を確実に取れるようにすることです。

模試で大事なのは、得点よりもその内容です。そこを意識していると、一度の模試でも得るものはたくさんあります。

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