資格合格コラム|行政書士の記述式問題、「3問30分の戦い」が試験を制す。
最終更新日:2016年9月12日
記述式対策に先立ち、まず覚えておきたいことは記述問題の解答作成に費やすことのできる「時間」です。
試験全体が180分(3時間)。この時間内で記述を含む全60問を解かなければならないとすると、3問の記述問題に充てることのできる時間というのは、およそ「30分」であると言われています。いかがでしょうか?1問10分の計算です。
すでに記述式対策を進めている方であれば「え?そんなに短いの」「今はその倍くらい、時間がかかってしまっているけど…」というケースも、決して少なくないのではないでしょうか?
試験はまさに「時間」との戦い。だからこそ、対策の時点から常に「時間」を意識し、限られた中でポイントをおさえた解答作成が出来るように、心がけなければなりません。
時間を意識し始めると、焦りのあまりつい「問題を一読しただけですぐに解答を書き始めてしまう」といった方も多いと思います。しかしながら、このようなぶっつけ本番では、限られた時間内で正しい答案を作り上げることは出来ません。
重要なのは、問題を的確にとらえ、ポイントを絞った解答を導き出すことです。
そのために必要なことは、
① 問題文を冷静に読み込み、問われていることを正しく把握する
② 問われていることを元に、ポイントやキーワードを書き出す
③ 必要なことを40字以内でまとめる
このプロセスです。
上記の中でも、試験で意外に陥りやすいミスは「問題文の読み違え」。登場人物の関係性、特に問題中「誰が誰に対して」と聞いているのかを誤解する、もしくは聞かれていること自体を勘違いしてしまう等、焦りから実に初歩的なミスで失敗、といったケースが毎年あとを絶ちません。
また、答案は40文字という非常に限られた字数にまとめなければなりませんから、キーワード、落とし込みのツボを正確に盛り込むことも大切です。構成もろくに練らず、思いつくままに答案作成をすれば、おそらく書き漏らしたり、余計なことを書いたりといったことが必ず生じてしまうものです。
このように、記述式の答案作成においては上記のプロセスをしっかりと考慮し、順を踏んで極力正しいポイントにこだわれるのが理想ですが、そうは言っても初見の問題で、パーフェクトな答案作成をすることなどおそらく不可能だと思います。
記述問題で確保しておきたい得点は例年の傾向によれば、ずばり1問12点。
300点満点中180点が合格ラインですから、記述式を除いた設問で168点、そして記述式で36点取ることができれば、合格ラインはクリアできるわけです。60点中36点が目標、となれば記述式に自信のない方でも少しばかり勇気が湧いてくるのではないでしょうか?
直前期が近づくにつれ、どうしても特定の不安分野、すなわち記述問題ばかりに対策が偏りがちになると思います。しかし、「記述式では半分ちょっと取れれば良い」と考えることができれば、その他の分野の対策もバランス良く行えるようになるのではないでしょうか?
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