資格合格コラム|質問は考えのプロセス(過程)こそが大事
最終更新日:2016年9月14日
テキストや過去問を調べても、どうしてもわからないことが出てきた場合、通信・通学講座を利用しているようであれば、早めに講師に質問して解決するのがオススメです。
※通信・通学講座の中には、講師に直接質問ができたり、メールで気軽に質問ができる環境が整っているものもありますので、ぜひ利用してみてください。
ただし、何も考えずに講師に質問するのは良くありません。ただ単に答えを聞くのではなく、考え方のプロセス(過程)が分かるように質問することが大切です。
「メールより電話の方が質問しやすい」と言う人は、その時点で要注意なので気をつけましょう。それは、自分が何を疑問に思っていて、どう考えたら良いのかが分かっていないからです。
あれもこれも整理されない情報を全部話すことで、相手がようやく問題を抽出し、答えをくれている状態かもしれません。
メールや文章に質問をまとめるというのは、
①問題を抽出し
②どこまで分かっているのかを整理し
③どの点が不明なのか
を、はっきりさせる作業です。これができれば、半分くらい問題は解決しています。できていなければ、①~③を整理しなおしましょう。
そして質問の答えも、答えだけ単語で聞いて満足するのではなく、そこに至る思考の過程が自分とどう違うのか、を自分なりに掴めるように答えをもらうことが重要です。
答えだけ分かっていても、思考の過程が間違っていれば、同じような問題で何度もつまずきます。また、同じ答えが試験に出るとは限らないので、「考え方」を見につけない限り問題の解決にはなりません。
コツは「自分はこのような理由でこう考えるが、テキストなどでは●●という解説になっている。」と自分はどう考えるかを伝えること。そして、その根拠について最低限まとめられれば、質問に答える方としても、
「根拠が間違っている」
「原則と例外を勘違いしている」
など、具体的に問題ポイントを指摘しやすいです。
質問するときは、上記を参考に自分の力になるような質問の仕方を意識してみて下さい。
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