医療事務が女性に人気が高い理由と、雇用形態・職場の種類について
最終更新日:2017年9月26日
一度きりの人生だから、プライベートも仕事も大切にしたい!
そんな想いを抱く方の味方になるのが「医療事務」のスキルです。結婚・出産などでライフスタイルが変わっても、自分のスタイルの働き方ができる、まさに「一生モノ」のスキル。いつでも自分らしく、いつまでも輝き続けられるように、医療事務を目指すにあたって知っておきたいポイントをご紹介します。
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圧倒的な人気を集める、医療事務資格とは?
医療事務が女性に人気が高い理由
●勤務スタイルが自由に選べる!
「正社員としてフルタイムで」「契約社員やパートタイム勤務として好きな時間だけ」「レセプト作成期間の短時間だけ」など、自分の好きな勤務スタイルが選べます。
●医療関連施設なら全国どこでも!
医療事務の資格や知識は全国共通のものです。しかも、病院をはじめとする医療関連施設は日本中にあるため、引越しをすることがあっても職場には困りません。
●就職・転職しやすくブランクに強い!
専門スキルを身につけているので、結婚・出産後の再就職や転職にも有利です。また、ライフスタイルに合わせて無理のない働き方を選べば、長期間のブランクを作らずキャリアを維持できるのも特長です。
●年齢を気にせず長く働ける!
経験が重視される医療現場での仕事のため、しっかりとキャリアを積むことで、年齢を気にせず長く働くことができます。
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医療事務なら働き方も自由自在
【フルタイム勤務】
保障や収入が安定した正社員で働きたい方におすすめ
勤務時間は長くなりますが、賞与や有給休暇もあり、社会保険や福利厚生制度など、保障が充実しているのが正社員の魅力です。自分の仕事をしっかりと持って、安定した収入を得たい方におすすめの働き方です。
【派遣社員】
いろんな環境でスキルを伸ばしたい方におすすめ
派遣会社と契約を結び、さまざまな病院に派遣されて仕事をするのが派遣社員の働き方です。いくつかある求人の中から自分のやりたい仕事を選べるので、スキルを伸ばしたい業務に絞って経験を積むことができます。
【パートタイム勤務】
家庭やプライベート優先で働きたい方におすすめ
仕事よりも家庭を大事にしたい方には、アルバイトやパートタイムでの勤務が向いています。仕事を自分の生活圏から選べるのもメリットです。
病院で、企業で、学校で。街中に広がる医療事務の活躍の場
医療をとりまく業務は、専門性が高く多岐にわたることから、病院に限らず様々な場面で医療事務のスキルを活かすことができます。
【学校】
大学付属病院を有する学校法人などでは、医療事務の有資格者を事務職員として募集するケースがあるほか、実務経験によっては職業訓練のスクール等で介護・医療事務講座の講師やインストラクターとして活躍することもできます。
【健康増進センター】
地域住民の健康増進を目的とするセンターです。診療所を設けて健康診断を行っています。健康診断の準備や結果入力など、幅広い業務を担います。
【IT企業(医療用ソフト開発・運用)】
医療現場でレセプト作成のために使われるレセプト用コンピュータや、電子カルテといった情報システムやソフトを扱うIT企業では、医療事務の専門知識を持つ人材が求められることがあります。
【総合病院】
病床数が20床以上ある医療機関では、医療事務スタッフの数も多く、医療事務の分業化が進んでいます。それぞれの業務に特化したスキルを持った人が必要な職場と言えます。
【医療事務代行会社】
大規模な医療機関になると外注化が進み、経験のある人材を必要としています。働く場所は医療機関の中ですが、雇い主が代行業者になります。
【審査支払機関】
医療機関から提出されたレセプトに、審査支払機関で請求の誤りがないか審査して、診療報酬を支払います。そのため、医療機関から受け入れたレセプトをチェックする医療事務が必要となります。
【市区町村役場】
市区町村役場の国保年金課では、診療報酬請求明細書の審査や過誤調整、関係機関との連絡調整などを業務の一環としていることから、医療事務の資格・経験者が求められることもあります。
医療事務の資格を活かせば、病院内での就職ニーズも充実!
病院には医療事務の資格が活かせる業務がいっぱいです。レセプト業務・会計・カルテの作成など、スキルが上がればさらに活躍の場は広がります。
医事課:総合レセプト(診療報酬明細書作成)業務
病院経営の心臓部となる大切なお仕事です。患者さんに行われた診療、投薬、処置などを漏れのない保険請求ができるように、レセプト(診療報酬明細書)を作成・発行します。現在では、ほとんどが医療事務コンピュータでレセプトを発行・チェックします。
カルテ室:カルテ管理業務
作成されたカルテを管理し、それらを診療室や医事課、医局など様々な部署へ届けるお仕事です。最近では、診療記録のチェックやカルテの情報のデータ化も行います。
医局:医局秘書業務
医療秘書のうち、医師らが待機する医局内で秘書としてサポートする人を「医局秘書」といい、スケジュール管理、学会準備、資料や書類の作成、電話対応、看護師や他の医師との連絡係など、多様な業務をこなします。秘書能力だけでなく、担当診療科の専門知識も必要です。
総合受付:受付業務
医療機関を訪れた患者さんが最初に立ち寄るのが総合受付です。保険証の受け取りや確認、各診療科への案内を行います。病院の顔でもあるため、患者さんに対する心遣いや応対マナーにも気を配る必要があります。
会計受付:会計業務
診察や治療を終えた患者さんの診療費を清算します。また、患者さんからの公的な医療制度や保険制度などの質問に、メディカルワーカー的な立場から回答することもあるため、会計事務能力だけでなく、病院会計知識、医療保険制度、診療報酬制度などの知識も必要です。
診療科受付:受付業務
各診療科の窓口で、総合案内から届くカルテの受け取り、診療後の検査の準備、処置伝票の作成や発行をします。また、診察順序の管理や患者さんの呼び出しなど、診療がスムーズに行われるように配慮することが求められます。
ナースステーション:病棟クラーク業務
入退院の手続きや入院患者さんの診療内容の記録、病棟内の管理、看護記録の整理などを行います。「病棟クラーク」と呼ばれ、ナースステーション内で働きます。事務能力のほかに、患者さんやそのご家族、医師、看護師などとのコミュニケーション能力が求められます。