資格合格コラム｜最初の復習は学習した20分後。復習するタイミングが試験合格を左右する。

最終更新日：2016年9月12日

みなさんは、「忘却曲線」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。忘却曲線とは、人間の脳の忘れる仕組みを表した曲線のことです。忘却曲線によると、今覚えたことは1時間後には50％以上忘れて、今日覚えたことも、明日になると70％以上忘れる、とされています。

忘却曲線に負けずに、記憶を定着させるには、忘れる以上に復習を繰り返すしかありません。しかし、ただひたすら復習を繰り返すのは時間もかかりますし、効率も落ちます。そこで、忘却曲線を参考に、復習するべきタイミングを見計らうことが大切です。

最初の復習のタイミングは、学習を始めた20分後です。20分後には、約40％を忘れるとされています。この時点では、まだ記憶に残っている部分の方が多いので、20分経過時点で、いったん復習をすると効率よく知識が定着します。また、覚えている部分の方が多いので、復習にかける時間が多くならずに済みます。

次が1時間後か翌日です。夜に学習をしている方なら、寝る前に一通り復習をすると、忘れて行くタイミングで記憶を定着させることができます。また、睡眠中は記憶が整理・定着されやすいと言われているので、寝る前の復習はそういう意味でも効率が良いと言えます。

翌日には、70％以上忘れています。ここで復習しなければ、時間がたつに従ってほとんど忘れていってしまいます。忘れている部分が多いほど、復習にかける時間も多くなり、効率が落ち、全体として時間がかかるようになります。

全体として言えるのは、まとめて大量のインプットをしてから復習するよりも、こまめにインプットと復習を繰り返す方が、記憶に残りやすいということです。

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