資格合格コラム|社会保険労務士試験の勉強癖はどうやったら身につくのか?
最終更新日:2016年10月11日
連休続きに年末年始、秋から冬にかけての時期は、どうしても学習に集中することが難しい…という方が多いのではないでしょか。
家族がいれば「休みの日に一人勉強」というのは難しいですし、休日の日数が多いために仕事が忙しい。あれよあれよという間に年末年始が訪れる。そんな感じで、本格的な受験勉強のスタートが、年明けにズレ込んでしまうことも十分にあり得る話です。
1月から始めたとして、次の社会保険労務士試験までおよそ8ヶ月。これでは十分間に合うとは言い難く、既に受験を決意されているのであれば、1日も早く勉強を開始させるのが得策です。
社会保険労務士試験の受験対策を継続させる上で、重要になってくるのが「勉強癖を身につけること」です。忙しい生活の中でも、学習する習慣がすでにあれば、何ら特別に意識しなくとも受験対策を進めていくことができます。
しかしながら、「勉強のためにわざわざ時間を作って…」となれば、途端に受験勉強へのハードルが高くなってしまいます。
例えば、予備校に通って社会保険労務士の試験対策をする場合、スクールに通って講義を受けるまではよいのですが、そもそも“勉強=予備校でするもの”になってしまっているため、その内容を復習したり、次回に向けて予習したりというのがどうしてもおろそかになりがちです。
どんな立派な講義も、自分の頭で理解を深めていく作業をしなくては、なかなか知識として定着するものではありません。そういった意味では、「週に一度予備校に通う」ことが習慣づいているだけでは意味がなく、「毎日少しずつでも勉強する癖」が身についていなければ、試験合格は程遠いでしょう。
ここでは予備校通学を例にとりましたが、どんなスタイルで学習するにしても「勉強癖」は合格を目指す上で、大変重要な習慣であると言えます。
「勉強癖」が重要であるとはいえ、それを習慣として身につけるのはなかなか難しいことです。これは学生時代からの永遠の課題であると言えるかもしれませんが、学校や塾、予備校などで学習することが当たり前になっていると、自宅はどうしてもリラックスの場となってしまいがちです。
ここでひとつ、提案させていただきたいのは「自宅を学習の場として定着させること」です。
外に特別な場所を設けなくとも、自宅に集中できる学習スペースを作ってしまうこと。勉強仕様に、あまりモノを置かない部屋を作れるのがベストですが、「早朝の静かなリビング」や「就寝前1時間のダイニング」でもよいと思います。
ご自身のライフスタイルに合わせて、とにかく都合の良い時間、場所を設定してしまうことです。毎日同じようにいかないケースでは、曜日などによって設定を変えてしまってもよいです。
あとは勉強が習慣化するまで、徹底的に継続させること。やる気がなくとも、眠たくとも、とりあえず時間になったら席に着いてください。
疲れていれば10分でも、15分でもよいと思います。もちろん、集中できてしまえば、その流れで2~3時間続けてしまいましょう。
毎日1時間ほどを一応の目安として、あとは状況によって無理のない程度にこなします。重要なのはあくまで「勉強癖をつけること」ですから、あまり自分に厳しくしてはいけません。
3ヶ月も経てば、きっと勉強は習慣として生活の一部として定着していることでしょう。それまでは少し大変かもしれません。
しかし、今から始めておけば、年明けからは「勉強したくない」と悩むことなく社会保険労務士試験に臨めるようになっていると思います。
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