社会保険労務士の来年度試験に向けて、今できるることとは?
最終更新日:2017年7月22日
合格発表が終わると、試験後同様に何となく無気力になってしまう、勉強が手につかなくなってしまう…といった状態になる方がいらっしゃいます。
ご存知の通り、社会保険労務士試験は毎年合格基準点が変わる試験であり、さらに年度によっては救済制度まであるため、合格発表を見るまでは合否が予測できないケースが多々あります。
試験後、自己採点をしてみて「これはちょっと厳しいな、微妙だな」と思いつつも、「○年度の試験では、この点数で合格しているんだけど」という期待の念も入り混じり、どうしても最後の最後まで希望を持ち続けてしまいます。
そしていざ合格発表日を迎え、「不合格」を突きつけられると「やっぱりダメだったか…」と納得できる反面、少しばかり希望を持っていた分、落胆の念は想像以上に。
少しの期間、放心状態に陥ってしまうこともあるのです。今、まさにそんな心境の方も決して少なくないのではないでしょうか。
合格発表を迎え、これで今年度の試験についてはようやくひと段落ついたことになります。来年度リベンジをされる方は、ぜひ今日から次の本試験に向けて歩み出したいところですが、受験生も人間です。
今年度の試験に向け頑張っていた分だけ悔しい気持ちは大きいですし、もう一年、あの受験勉強をするのかと思っただけで、ネガティブな気持ちに包まれてしまうかもしれません。合格発表後、そうそうたやすく気持ちを切り替えることはなかなか難しいことです。
そんな方は今一度、社会保険労務士試験への挑戦を志したきっかけを思い返してみましょう。数ある国家資格の中でも、なぜ社会保険労務士なのか。社会保険労務士の資格を取得して、どんな道を歩んでいきたいのか。
つらく長い受験勉強の中で忘れかけていた、合格の先のビジョンをもう一度、思い描いてみるのです。
すると、どうでしょうか?どこからともなくもう一度、「やってやるぞ!」という気持ちがみなぎってくると思います。
ところで、スポーツ選手などは、競技前になると訓練の一環としてイメージトレーニングに励み、自分が「やれる」というイメージを強く心に思い描くのだそうです。そして、このイメージが浮かぶか浮かばないかが、実際の競技の成功にも大きく影響してくると言います。
「イメージを描けること=引き寄せの法則が作用する」
スポーツに限らず、資格試験など何についても同じことが言えるそうです。しかしながら、どんなに「社会保険労務士になりたい」という想いが強くとも、実際に「不合格」を突きつけられてしまった直後では具体的な合格のイメージは描きにくいものです。
とりわけ、何年も合格できずにいる受験生の場合、「合格出来る気がしない」といった心境にまで陥ってしまうこともあります。
「どうせ次も、あと一歩のところで落とされるんだろう」
「何年やっても、やっぱり自分には縁のない資格なんだ」
そう思い始めると、もはや挑戦すること自体ムダなことなのではないかとさえ思えてきます。このような究極のマイナス思考から脱出するなら、合格された方の「合格体験談」を読むとよいでしょう。
当初は、合格した人の話なんて聞いても悔しくなるだけ、と負け惜しみのようなことを感じることもあると思いますが、実際に目を通してみると全く違います。
自分と同じような境遇の人が学習時間捻出のためにどんな工夫をしていたのか、テキストをどんな風に読みこなしていたのか、講義DVD等をいかに活用していたのか…。
そこには、自分が今まで知りえなかった合格のためのノウハウがギュッと凝縮されていることも。
このやり方は実践できそうだな、私にはこういう工夫が足りなかったんだなと、様々な気付きを得ることができます。そして、「また頑張ってみよう」と前向きな気持ちも取り戻せるでしょう。
合格発表が終わると、様々な予備校各社のHPや冊子等で合格体験談が紹介されます。ご自身と同じような境遇の方の体験談も必ずあると思います。
合格のイメージを描けなくなってしまった方、一足先に合格を掴み取った先輩方の体験に学びましょう。必ず得られるものがあるはずです。
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